カエデの葉で、よみがえる思い出。

今朝は家の近所をウォーキング。

この時期は街路樹のカエデが色づいて、眺めるだけでも嬉しくなります。

カエデは私にとって特別な存在。18年前に語学留学に行ったカナダの思い出が、鮮やかによみがえります。

学校の授業も充実していましたが、校外活動も多彩でした。ナイアガラなどの観光だけでなく、金曜日の夜はクラブに集まったり(大音量で音楽が流れるので大声で話さざるを得ない)、そしてNBAやメジャーリーグ(トロントを選んだのは実はこれがお目当て)の観戦など、富山では決してできない新鮮な体験ばかりでした。

たった3か月の短期間でしたが、人生の大きな転換期でもありました。

様々なエスニックタウンがある多民族都市のトロント。中国や韓国、台湾などのアジア系だけでなく、ベネズエラやコロンビアなどの南米の人たち、またユダヤ人やイラン人など富山ではなかなか会えない人たちも。将来のビジョンを明確に持ち、社会をシビアに見る彼らに対し、私はというと「語学力をつけて社会の役に立ちたい」と言いつつ傷つくことを恐れ、他人と正面から関わることを避けていました。その代わりに自分の興味のある分野で知識を増やし、語学力を上げればそれが叶うと信じていたのです。自分中心で社会を甘く見ていたと、今更ながら恥ずかしく思います。

しかしクリスチャンのホストマザーと礼拝に通い、教会でほかのクリスチャンの人たちと付き合う中で人生で本当に必要なものを知り、日本に帰国する直前に神様についていく決心をしました。報告をした私に「おめでとう」とハグしてくれたホストマザー、 “God bless you!”と言ってくれた学校のクラスメイト。今までにない、温かな幸福感が湧き上がりました。

当初は単なる視野の拡大と語学力の向上しか考えてなかった私に、神様は「永遠のいのち」という大きなギフトをくださいました。

あれから18年。英語の力は下がってしまいましたが、もう一度訪れたいと思っています。お世話になった方々がお元気に過ごされてることを願いつつ…

”神のなされることは皆その時にかなって美しい。神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。”

(旧約聖書・伝道の書 3:11 より  口語訳)

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