「いけばな池坊展」富山県民会館 行ってまいりました。

【いけばな池坊展】
日曜日の午後、
富山県民会館で鑑賞してきました。
池坊の富山支部創立80周年記念、
ということもあって会場は大盛況。
ほかの方の妨げにならないよう撮影は控え、
その分じっくりと目で鑑賞してきました。

一番良かったのは3種類だけで
まとめたシンプルな作品。
これだけでも撮ってくれば良かったかな。
モダンな作品や珍しいお花も
たくさんあって楽しかったです。

実は高校の必修クラブで
(授業の一環で部活動とは別)
1年間華道を教わりました。
動機ははっきり思い出せませんが、
母も若い頃華道を習っていて
時々家でお花を生けていたのを見て、
自分も教養のひとつとして
やってみようと思ったのでしょう。

その時の先生が池坊の方で、
お花の配置のルールとして
「真・副・体(しん・そえ・たい)」
を教わりました。
その後は本格的に習うことは
ありませんでしたが、
鑑賞するときの感じ方に
生かされていると思います。

家に帰ってから「鑑賞ガイド」を拝読。
池坊は大きく分けて
立花(りっか)
生花(しょうか)
自由花(じゆうか)の
3つのスタイルがあるそうです。

池坊ホームページより
[【池坊について】](https://www.ikenobo.jp/ikebanaikenobo/)

ちなみに「真・副・体」は
生花の中でも伝統的な
「生花正風体(しょうかしょうふうたい)」
で使われるそうです。

同じく池坊ホームページより
[【生花】](https://www.ikenobo.jp/ikebanaikenobo/shoka/)

私の一番好きな作品もおそらく
この「生花正風体」のスタイル。
習っていた当時は、
お花の長さや細かい位置決めに
いつも迷っていて
楽しむよりも苦い思いばかり。
ですが10代の心に植えられた美の感覚は、
大人になっても色褪せず
その上、人生の幅を広げてくれています。
今更ながらですが、
母やクラブの先生への
感謝の気持ちが湧いてきました。

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